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2019年12月20日 ゲスト・小松崎純(ピーターパン、トランザム、ヘンリーバンド他)


【放送内容】

*中学1年でコルトレーンなどのジャズに惹かれ、その後ビートルズの洗礼を受ける。小松崎純のプレイヤーとしてのキャリアは中学・高校のブラスバンド部から始まった。その後成城大学に入り軽音楽部で活動。同大学に当時グループサウンズに関わる者が多くいたことから、その伝手で小松崎さんは≪沢村和子とピーターパン≫のギタリストとしてスカウトを受ける。


*ファーストシングルの発売は1969年、かつてのGSブームも落ち着き始めた頃。GSの解散やメンバーチェンジが相次ぎ、残っているのはゴールデン・カップスを始めとするロック系の実力派バンドが主だった。その中で≪沢村和子とピーターパン≫はレコードリリースの他米軍キャンプ、ACBなどのジャズ喫茶で活動、映画にも出演する。

「その頃、僕はアレンジャーになりたかったんです。だからバンドの譜面もすべて僕が書いていて」(小松崎純)



「ACB会館では《ハプニングス・フォー》と一緒にやったりしていましたよ」(小松崎純)

「それでスカウトにあったんですね(笑)」(東郷昌和)

70年代半ばに、《ハプニングス・フォー》のチト河内率いる≪トランザム≫がメンバーチェンジするにあたり、小松崎さんはギターではなくキーボード奏者としてメンバーに加わった。

*当時の《トランザム》が手掛けた「ビューティフル・サンデー」や、コカ・コーラのCF曲「Come on in 」等がヒット。《トランザム》はまた「俺たちの旅」「俺たちの朝」を始めとするTVドラマのサウンド・トラックも数多く手掛ける。当時は井上堯之バンド(ex. PYG)やミッキー吉野グループ(後のゴダイゴ)が劇伴を多数こなしていた時代であった。


【トランザム】

チト河内(ex.ザ・ハプニングス・フォー):ドラムス

小松崎純(ex.ピーターパン):キーボード

富倉安生(ex.ザ・リリーズ):ベース

本田真一郎:ギター

高橋伸明(高橋のぶ):リードボーカル


*70年代末にヘンリー広瀬率いる≪ヘンリーバンド≫に参加。以来40年強にわたり高橋真梨子のステージをバックバンドとして支え続けつつ、バンド独自の活動も展開している。

*近年はその≪ヘンリーバンド≫の中のピックアップメンバーで新たなバンドを結成。

「酒呑み3人が集まって、《熱燗党》というのをつくったんですよ」(小松崎純)

「……参加したい!!!」(東郷昌和)

オリジナル曲の作詞・作曲は小松崎さんが担当。ライブツアーを敢行する他、2枚目のシングルCD「熱燗マンのうた」も発売中。


*昨年、沢村和子(現・ジャズ歌手・沢村まみ)と50年ぶりにピーターパン時代の曲を新録音。CD化が計画されている。今回は沢村・小松崎2名編成のため、ギターのみならずキーボード他複数の楽器を担当、ここでも小松崎さんはマルチプレイヤーとしての腕を振るう。


【エピソード】

*ピーターパンは1970年1月の「第2回ロックフェスティバル」に出演。この催しには≪ハプニングス・フォー≫≪パワーハウス≫≪ズー・ニー・ブー≫≪リッキーと960ポンド≫≪フラワーズ≫らの他、≪麻生レミ&オールスターズ≫≪デイヴ平尾&ミッキー吉野グループ≫≪エディ藩グループ≫≪成毛滋グループ≫≪岸部おさみグループ≫名義のグループも出演した。



*高橋真梨子のコンサートでは高橋真梨子の衣装替えの間に毎回「ヘンリーバンド・プレイ」として、バンドメンバー全員によるパフォーマンスを披露し、それがコンサートのもう1つの大きな見どころとなっている。これまでに披露されたショーはタップダンス、パーカッションの連打、またオフブロードウェー「ストンプ」をモチーフにしたドラム缶やモップを用いたリズム演奏、L字管を使ったメロディ演奏など、いずれも見応えのある本格的なもの。



【使用楽曲】

♪ビューティフル・サンデー(トランザム・1976年)

♪イマジン(高橋真梨子)*アルバム「No Reason 3~洋楽想ひ~」より

♪イン・マイ・ワールド(沢村和子とピーターパン・1971年)

♪ひと足遅れの春(とんぼちゃん・1975年)※45周年コンサート告知











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